- 新モデル「PV555」の登場と前モデルとの比較
村上服の吉田さんによって紹介された最新のペルチェ服は、品番がPV555です。
これは去年のモデル「PV111」から大幅にアップデートされた後継機にあたります。
単なるマイナーチェンジではなく、複数の点で改良が加えられており、ユーザー体験の向上が図られています。
- ペルチェ素子の大型化と冷却性能の向上
PV555における最も大きな変更点の一つは、ペルチェ素子の大きさです。
前モデルの5cm×5cmから、今年は5.5cm×5.5cmへと約1割サイズアップしました。
これにより、より広い範囲を効率的に冷却できるようになっています。
さらに、表面温度も去年より3度低くなり、環境温度から-23℃という強力な冷却能力を実現しています。
ペルチェの配置は従来通り「4点ポジション」で変更はありません。
- バッテリーの取り付け方法と新たな機能
バッテリーの取り付け・取り外し方法も改良されました。
従来の「マジックテープ式」から、より簡単に装着できる「ワンタッチスタイル」が採用されています。
また、PV555は前モデル同様、冷房と暖房の両方に対応しており、冬の季節にも利用可能です。
加えて、今年は「ゆらぎモード」**が追加されました。
これは強と弱の冷却を30秒ごとに繰り返すことで、冷たさの感じにくさを防ぎ、より快適な使用を可能にする機能です。
- バッテリーの断熱シートとサイズの多様性
長時間の使用でバッテリーが温まることによる不快感を解消するため、PV555には断熱シートが標準でセットになっています。
これにより、冬に暖房機能を使用する際でも、お腹部分の不要な熱さを感じずに済みます。
また、サイズ展開も豊富で、Mサイズから8Lサイズまで7段階用意されており、幅広い体格のユーザーに対応しています。
- 着用感と推奨される使い方
試着した感想として、ペルチェ素子による冷却効果は服の上からでも十分に感じられるほど強力です。
ただし、バッテリーには若干の重量感があります。
この重量感は、服のサイズが身体にフィットしていない場合に感じやすくなるため、
よりぴったりとしたサイズを選ぶことで軽減されます。
最も冷たさを感じやすいのは、インナーを1枚着用した上にPV555を着るスタイルが推奨されています。
この新しいPV555は、冷却性能の向上、使いやすさの改善、そして冬でも使える多機能性を兼ね備えた、進化したペルチェ服と言えるでしょう。
八木繊維YOUTUBEチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/channel/UCQcoV1eSc3IqoBafGPpdiLA